I Don’t Like Mondays/「LEMONADE」
── 甘酸っぱくて切ない、“夏の記憶”をそっと抱く中毒性ポップバラード
夏の甘酸っぱさと切なさが重なる、I Don’t Like Mondays.の「LEMONADE」。
この楽曲は、どこか懐かしくて胸を締めつける感情を、甘く切ないポップバラードとして描いた一曲です。
ミッドテンポで進む中毒性のあるメロディと、洗練された言葉選び。
その音と映像が重なったとき、“夏の記憶”をまるごと切り取ったような感覚が胸に残ります。
MVではタレント・小島瑠璃子さんが出演し、静かな演技で恋の余韻を表現。
音楽と映像のシンクロが、よりいっそうリスナーの心を引き込んでいきます。
この夏、思い出とともにそっと聴きたくなる──そんな名曲です。
🍋 歌詞が映す“甘さと切なさの交錯”
歌詞は、日常の中でふと芽生える“違和感”と、“心が溶けてしまいそうな感情”を積み重ねています:
Today 昨日と同じ日では物足りないよ
I need some more
カラダを濡らすような夢をみたいのさ胸の奥にしまい込んでいた心が溶けてしまいそう
“甘い香りと切なさが今 出会ってしまったようだ”
“何か”を欲する胸のうずきが、“LEMONADE”という象徴的な比喩と相まって、恋のときめきと儚さを同時に立ち上げています。さらに、
“今年も真夏の日差しが アナタを綺麗にしてしまうよ
悲しい季節じゃないのに 不思議と涙が溢れる気がした”
“夏に照らす太陽があなたの存在をより一層輝かせてしまうという、嬉しさと切なさを生み出す構図が描かれており、時間的スケールの上でも感情が揺れ動きます。
🎧 サウンド構成:シンプルなのにクセになる中毒性
サウンドは、ギター主体のシンプルなトラックですが、ピアノやシンセがさりげなく重なり、爽やかさと懐かしさを同時に演出しています。
「Something like LEMONADE」の反復は、単なるキャッチーさ以上に、“記憶に残るメロディ”を意図的に形成しています。
ボーカルのYUさんは、抑えめながらもAメロからサビにかけて自然に感情が波打つような表現力が鍵。“甘いのに穏やかに熱い”という世界観が、音だけで説得力を持って伝わってきます。
🎬 MV出演:小島瑠璃子が紡ぐ“夏の余韻”
ミュージックビデオでは、タレント・小島瑠璃子さんが初のMV出演を果たし、全編を通して彼女の演技で物語が進行します。
4カット構成というミニマルな映像設計が、曲の余白と絶妙に調和し、特に夕暮れシーンでの涙は“夏の記憶”と“恋の終わり”を象徴しています。
この“余韻の演出”によって、観る人は自然と自分の夏の情景とリンクします。
🔍 なぜ“夏の一曲”になるのか?
- 身近な日常からつかむエモーション
“いつもと違う感覚”“心が渇いている自分”を繊細に歌い、それが普遍的に共感を呼びます。 - 楽曲と映像の融合設計
歌詞→サウンド→MVで色と光、時間と感情を繋げる構成が鮮やか。 - 感情の波に引き込む表現
爽やかに始まり、感情がじわりと立ち上がる音像と、そこに寄り添う小島さんの表情が胸を打ちます。
✅ まとめ:「LEMONADE」は夏の終わりに聴きたくなる、情緒的ポップの決定版
- 歌詞:日常の中のときめきと切なさをレモネードのように描く。
- サウンド:シンプルでリピートしたくなる中毒性を追求。
- MV:ミニマル演出 × 小島瑠璃子さんの自然体な演技で“夏の記憶”を映し出す。
「LEMONADE」は、楽しくてほろ苦い夏の1ページを、そっと胸に刻むような名曲です。
今年の夏、ふと聴きたくなる一曲を探している方には、真っ先におすすめしたい作品です。
🎧 曲/映像情報
- アーティスト:I Don’t Like Mondays.
- 曲名:LEMONADE
- リリース:2018年7月30日(シングル)/EP『A GIRL IN THE CITY』(2018年9月8日)
- MV出演:小島瑠璃子(友情出演)