Sugar/嵐(2017)
甘く危うい夜に溶けていく──
Sugar ‑ 曲・歌詞:嵐 | Spotify
冒頭から始まるスムースな英語詞は、まるで夜の帳の中に舞い降りたような、とろけるようなテンポと甘さが、私たちを一気に“Sugar”の世界へ引き込む。
しかし、その甘さは「純愛」ではない。
これは、絡み合う恋と欲望、幻と現実のあわいを描いた、刹那的なラブソングだ…
☆報われない恋の中毒性
素気ない言葉と裏腹の Kissに
きっと深い意味はない
この冒頭の和訳パートがすでに象徴的で、
“本気じゃない”と知っているのに、惹かれてしまう関係性を描いている。
君の渦飲まれてく Prisoner
「Prisoner」は、恋の囚人となった“僕”の心の叫び。
自由を奪われても、抗えない。
それはまるで、「甘い毒」と分かっていながらも、何度も口にしてしまう“Sugar”のようだ。
☆甘いだけじゃない、切なさも香る“後味”
明日のことなんて Forget now
そう 分かってるのは
もうすぐ今日が
終わるってことだけさ
“永遠”ではなく、“今夜”に全てを懸ける。
これはまさに、一夜の夢を美しく閉じ込めたラブソング。
「いつかは2人も 星屑になるの」
そんな駆け引きは月と太陽に預けて
愛が報われるとは限らない。でも、それでもいい。
そんな諦観と情熱が交差するラストが、この曲の余韻をより深くしている。
嵐の「Sugar」は、単なるラブソング・ポップスではなく、夜を飾る香水のような一曲。
誰かを好きになる痛みと甘さ、そのすべてを包み込むような1曲だ。
その香りに、一度ハマったら抜け出せないかも…?
あなたの嵐で好きな曲をぜひコメントしていってください!
曲リクエストありがとうございました!!