ジョバイロ/ ポルノグラフィティ (2006)

ジョバイロ/ ポルノグラフィティ (2006)

── どこか遠い国の物語のようで、自分の心を見透かされたような一曲

ポルノグラフィティ『ジョバイロ』MUSIC VIDEO – YouTube

 

最初にタイトルを見たとき、あなたはきっと思ったはず。
「ジョバイロ」って何?

意味のわからない、初めて聞いた言葉。だけど、一度聴いたらもう戻れない…。
その歌詞とメロディに、心を奪われる人が今も後を絶ちません

 

“ジョバイロ”とは何なのか?

実は「ジョバイロ(Jóbaró)」という言葉には、明確な意味は存在しないとも言われています。
だが、それがいい!!
言葉の意味ではなく、“響き”と“感情”で心を揺さぶってくる。そんな部分が魅力的なんです…!

舞台はどこか異国。
登場人物は愛し合う二人…でも、そこにあるのは「別れ」の気配。
遠くを見つめるような歌詞と、哀愁を帯びたギターが、まるで映画のワンシーンのような情景を描きます。異国情緒あふれるイントロと、文学的でありながらリアルな歌詞。

情熱と諦めが交差する“愛の終わり”を、美しく、静かに描いています。

 

“一輪の薔薇”が“赤い蜥蜴”に変わる夜

胸に挿した一輪の薔薇が 赤い蜥蜴に変わる夜
冷たく濡れた舌に探りあてられた 孤独に慣れた心

美しいものが、醜く蠢くものへと変わる瞬間。
愛や憧れがいつしか執着に変わり、そこに気づいたとき、すでに心は“孤独に慣れていた”。
この一節が示すのは、愛と狂気のギリギリの境界線です。

 

愛の重さを宇宙で測るなら

宇宙の広さを記すとき 人は何で測るのだろう?
この想いを伝えるとき 僕はどんな言葉にしよう?

“想い”は目に見えない。重さも長さもわからない。
だからこそ、恋はもどかしい。
言葉にならないほどの想いを、なんとか歌にしようとする試みそのものが、この曲の核だ。

 

『ジョバイロ』は、ただの“切ないバラード”ではない。
それは、愛という狂気と、自覚という理性がせめぎ合う、純文学的な詩の結晶
この曲を聴いて泣けるなら、あなたはきっと誰かを深く想ったことのある人だ──

 

あなたのポルノグラフィティで好きな曲をぜひコメントしていってください!

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